透明な青で

 

 

三枝明那さん、お誕生日おめでとう。

 

 

配信開始前に滑り込みで誕生日ボイス02を再生して早々にあ〜〜〜〜〜となってたし、最後の一文の明るい末尾が本当に嬉しかったな。三枝さんの在り方が三枝さんだなあって、わたしはやっぱり三枝さんの自分とは別のどこまでも違う人間であるところがすごく好きなんだと思う。これまで、三枝さんに出会っていなかったら感じることのなかったであろう感情は数えきれないほどたくさんあって、おめでたい気持ちでいっぱいだったのに23歳バーチャルユーチューバー、永遠の大学生が急に寂しく感じられてしまうのも三枝さんだからで、真ん中にいる人だなってあらためて思った。眩しくて、気持ちが揺れて、触れると苦しくて胸が締め付けられる、大好きな人。

お披露目を見ていてやっと自分の中の時計の針が動き出した感覚があってうれしかったね。。。なんか事実としても久しぶりなんだけど自分の感情としても三枝さんの配信を見ているときの心の動きだなー!という実感がすごくあった。そこにいる、今を生きている気配を感じられる嬉しさよ。

個人配信が止まってから出てくる情報全てに心が全く追いつかなくて、リスナーに向かって話しかけてくれる姿が恋しくてしかたがなくて、ずっと遠くて。こんな気持ちのままにじフェスの出演を知ることになるなんて思ってなかったな、でへろへろになってたし、この人の歌が好きでこの人の歌をもっと聴きたいと願う気持ちがこんなにも難しく感じられる日が来るなんてな……って考えていたところに歌動画の告知があってまたへろへろになってた。2021年「これからも夢を応援させてください」と願って、2022年「これからもいろんな活動を応援できることを楽しみにしてるよ」とより穏やかな気持ちで見つめることのできている自分を自覚して、そして今、ただ健やかに過ごすことだけを願ってはいられないわたしが彼に向けられる言葉はいったいなんだろうなということを考えている。

 

「わたし自身が上手く向き合っていけたらいいな〜と思う」とツイートしたけれど、ここで気合を入れたいわけではなくこれにはふわっとした祈りのニュアンスを込めていて。頑張るのではなく、自然に、元気よく、そうあれたらいいなと思っている。あくまでわたしの中で完結した、事実に対する感情である、という保身のような前置きをした上で、わたしは休止報告がないことをずっと悲しんでいたし、あの日初めておたくとしての生命の危機に瀕していたから、概要欄と配信を見て、三枝さんの配信があらためて大好きだなって感じられたことはもちろん、それまでの時間についてもすっと受け止められたことが自分にとってすごくよかったなと思っている。正直、ほっとしてた*1。概要欄の言葉、配信上でのスタンス、言葉に滲む感情、そうか、三枝さんってこういう人だったなって、何もわからないと思ってしまっていたけれどそんなことはないかもしれないなって、またひとつわたしの中にグラデーションが増えた気持ち。

これもツイートしたことだけど、何かがあった、その何かを受け止めなければいけないのだろうという点でわたしはいつしか復帰配信に対して怯えてしまってもいたから、恐る恐る待機画面を開いていたときにあの大好きなアーカイブを彷彿とさせるやり取りが始まって、すっといつも通りのテンションで臨めたことがすごくありがたかったな。

わたし個人としての感情はどうしたって生まれてしまうものだけど何にもなりたくないという気持ちが強すぎていつも身動きが取れなくなってしまう、という話をするのはこれでもう何回目になるんだろうなあ。あのサマータイムレコードを聴いたとき、ようやくこの夏の寂しさを言葉にできるような気がした。去年からあれこれと考え続けた結果今のわたしが掲げている標語は「みんな各々幸せになろう!」で、いくら祈っていても願っていても、それを叶えるためには最後には本人が幸せを目指して努力し続けるしか方法がないと思っているから、今回、自分を大切にしてくれてそれからこうして戻ってきてくれたことにただありがとうと伝えたいよ。「今は10年続けたいと思っている」と言っていたことが全てだなとずっと思っていたけれど、それでもこうしてまた配信をつけてそこにいてくれること、決して当たり前のことだとは思わないから、感謝だなって思う。今はそれしかない。出会ってくれてありがとう。これまで活動を続けてくれて本当にありがとう。そしてこれからもありがとう。

 

アユネクを見ていてほんとわたしって感情体当たり人間のことを好きになりがちだよな……とあらためて痛感したけれどこれは結果論な気もしているし、自分がそうではないことをひっくるめての好意な気もしているし。好きな人たちみんなびっくりするほど「人間味がある」と形容されがちなんだけどあらためて考えると面白いよな、人間味があるってなんなんだろうな、みんな人間なのにな……そこをもっと掘り下げたいけれどそうやって形容するしかないことってあるし、よくわかんないけどわかってしまうから面白いです「人間味がある」という言葉。

わたしは、違う国で生まれてオーディション番組で出会って僕たち共通点がたくさんあるんです!って嬉しそうに話していたハンビンさんとジャンハオ先生が、デビューが決まってより濃く同じ時間を過ごすようになって、「やっぱり僕たち違うところがたくさんあるね」って少しずつ気づいていった様のことが本当に大好きで(急にボイプラの話をする人)、今月はそのことをよく反芻していたような気がする。「ずっと笑っていれそうだね(桜咲くColor)」はわたしが出会った当初に強烈に感じていたことで、この人のことを見ていたらわたしはずっと笑っていられるなってそのとき感じた思いはわたしの中に大切なものとして存在していて、それと比べてしまうと今抱えているぐちゃぐちゃな感情がそんな綺麗なものではないことに一瞬挫けそうになってしまうけれど、でもその人を見るってそういうことだよな〜……ってどこか明るく噛み締めてる自分もいる。そういうことだよね、人間って。なんかね、多分ずっと楽しいです。誕生日を迎えるにあたって一年前の記事を読み返していたんだけど、好きなところがたくさん詰まっていてすごくいいこと書いているじゃんって思った。これだからわたしは文章を書くのが好きだな。これからもわたしはいつもしゃんと立ってはいられないんだろうけれど、勝手に凹んで勝手に立ち直って、変わらず楽しく過ごしていくんだと思う。うん、そうあれたらいいな。

 

*1:だからありがとうね